人気ブログランキング |
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

「イスラームから考える」

師岡カリーマ・エルサムニー
============
9月までNHKのアラビア語講座の講師だった
エジプト人と日本人を両親にもつ女性。
そういったアイデンティティを持つからこその視点で
ユーモアたっぷりにイスラームのいろいろを語ってくれます。

イタリア人の男性と映画について話した時のエピソード。

  「好きだよ。でももっぱらイタリア映画だね。ハリウッド映画は好きじゃない。
  プシューとかドカーンとか、特殊効果ばっかりで。」
             (中略)
  この手の「アンチ・アメリカ文化」発言がヨーロッパ人から聞かれるのは、
  私の経験で言えばあまり珍しいことではない。
  そのたびに思うのは、これを言ったのがアラブ人だったら
  どう思われるだろうということだ。
  ヨーロッパ人が言うと、歴史と伝統に根ざした彼らの高い文化水準の
  証のように聞こえ、一方アラブ人が言うとただの反米的偏見と
  とられるのではないか。

確かに。エジプトはもちろんのこと、ほとんどのアラブの国は
ヨーロッパよりもはるかに長い歴史と伝統を持っているというのにですよ!

ヒジャーブ(ベールで頭や首を隠し、長そで長いスカートで体を隠す格好)が
宗教的であるという見解については、「ベールがなんだっていうの?」という章で、

  たとえば私は、もう何年も長いスカートやズボンばかりを身につけている。
            (中略)
  仮に私の職場で、膝丈のタイトスカートの制服着用が義務付けられたら、
  正直なところ困ってしまう。仕事をやめるかもしれない。
 
私も、私も~~~~。なんにしろ、これまで隠してきた部分を見せるのは
勇気がいることなんですよね。
ベールをかぶっているイメージは確かに、宗教的なものがあるけど、
それだけではなく、むしろ習慣によるものだということですねぇ。

真面目な話だけでなく、面白ろエピソードも満載なので、
ちょっとでもアラブに関心がある人は、必読!必読!!
by camitiyo | 2008-11-17 23:59 | 小説