「幻獣ムベンベを追え」
2007年 07月 09日
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「ワセダ三畳~」の著者のデビュー作。
早稲田大学 探検部に在籍中、
幻の生き物「ムベンベ」のうわさを聞いて、
国交のないコンゴまで借金をして「ムベンベ」を探しにいく。
これはね~、全国の中学生男子に、ぜひぜひ読んで欲しい!!
すんごいんですよ。
この間見た、「アポカリプト」っていう映画を地でいくような、冒険ですよ。
しかも、目的はネッシー探しですよ。(いってしまえばね)
なんか、現地ガイドがとってきた、
カワウソ食べたり→サル食べたり→ゴリラ食べたりするんですよ。
いくら日本人は鯨を食べるからヒドイとか言われたって、
サルを常食としてる民族とは大きな隔たりがありますよね。
だけど、他に蛋白源がなければ、サルも食べちゃうのかな~。
そのころ社会主義国だったコンゴ政府の役人と奥地の村に向かうんだけど
その村の人たちは、国ってナンだ?なんの意味があるんだ?くらいの認識ですよ。
確かに、インフラ整備も関係なく、年金とかもないとすれば、
国は規則だけを押し付けてくる、いじめっこでしかないですよね。
ところで、この本を探して書店の店員さんに
「高野秀行さんの本はどこですか?」と聞いたら、
高野和明さんの本を指差してました。
韻は同じですけどね・・・・。