「ラッシュライフ」
2007年 07月 01日
======
伊坂幸太郎を大人買いしました。
一応、出た順番に読んでいくつもりです。
「ラッシュライフ」は「オーデュボンの祈り」とは違って、
まあ最終的にはサスペンスだったのかな。(よくわからない)
5組の主人公がいて、それが同じ仙台にいる設定なんだけど、
ピラゴラスイッチのドミノマシーンみたいに、
ぱたぱたと絡み合ったり、離れたりしながら、
仕上げに向かっていくような小説でした。
なんせ、「オーデュボンの祈り」がシュール系だったので、
すっかりその頭で読んでいたんだけど、
なんか気持ち悪~い感覚が残る、サスペンスなのかな?
(う~ん、やっぱりよくわからない)
この人は親切心だかなんだか、
5組の主人公が変わる段落の前に、
それぞれの主人公にふさわしい
小さいアイコンみたいなのが入ってるんだけど、
それは「オーデュボン~」のときにも入ってて、
こういうのがディープなファンを喜ばせたりするんだろうか。
ちなみに、「オーデュボン~」の主人公が
ここでもちらちらと2回ばっかり顔を見せるんだけど、
「パルプフィクション」だか「フェティッシュ」だかで、
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のゲッコー兄弟が
指名手配されていたのを思い出して、
ちょっとうれしくなりました。