「第6回 きたぎん落語名人会」
2008年 12月 05日
新幹線で1時間半もかけて♪
落語を聞きに新幹線で行くなんて、もったいないとちょっと思いました?
これがね~、しげちゃんの取引先の社長さんのお誘いだから
よき妻としては断れないんですよ~~。
ウソ。断わろうと思ったら断れたんだけど、
FAXで送っていただいたメンバーを見て行ったの。
私が好きな落語家さんベスト3に入っている瀧川鯉昇師匠が
入ってたもので~。
岩手県民会館に早めについて、社長さんとそのお友達を待っていたら、
すごい人数の年配の方が並んでました。
やばい~、あんまり後ろの席になったらヤだな~。
と思ってたら、結局5列目に座ることができました。ラッキー。
最初に落語評で有名な長井好弘さんが舞台に出てきて、
落語について話をしてくれました。思ったよりふっくらしてました。
今回の落語会、「落語協会」と「落語芸術協会」が混ざってるのが
不思議だな~と思ってたんだけど、
もしかしたら、長井さんチョイスなんじゃないかと思えてきた。
春風亭 正太郎 「たらちね」
長屋の独り身の男のところに、やたらと言葉が丁寧な嫁が来る話。
正太郎さんは正朝さんのお弟子さんで、前座さんなんだけど、
前座さんとは思えないくらい上手でした。落語協会、おそるべし!
柳家 ほたる 「動物園」
昔からある新作(ってのもおかしな話ですけど)。
動物園の動物の中には人が入ってるって話です。
この方は2つ目なんですけど、安定しててこれまた面白かった~。
落語協会、おそるべしっ!!
神田 茜 「初恋エンマ」
講談ですね。講談にも新作とかっていう区切りがあるのか知らないけど、
新作って感じでした。
面白かったけど、一番わらったのは、いろんな手作り貼り扇の披露。
ちょっとお腹がよじれるくらい笑わせてもらいましたね~。
瀧川 鯉昇 「時そば」
「よ、待ってました!」と声がかかりました。心の声が漏れたかと思っちゃった。
おなじみ、そば屋で代金をごまかすお話ですけど、
これって鯉昇師匠の十八番なんですよね~。何べん聞いても爆笑です。
まくらも面白かったですね~。いつもの体弱い話から、
10年前に(やっと)結婚した奥さんを大切にしてる話まで、
自虐ネタで、会場がうねるくらいウケてました。
古今亭 志ん輔 「お見立て」
この方も客席から声かかりました。
吉原のおいらんが苦手なお客さんを追い返すために、
若い衆にいろいろウソをつかせる話。
私は落語芸術協会しか聞かないというマイナー志向なので
全くしらないんですけど、志ん輔さんてのは有名な方らしいですね。
「お見立て」自体は、そんなに好きな話じゃないんですけど、
声の調子から表情から何もかも面白くって、今回一番の収穫かも!
ぴろき 「ギタレレ漫談」
「あっかるく、げんきに、いっきましょ~お~♪」という歌詞で終わる漫談です。
太めの体に蝶ネクタイ、変な眼鏡に、髪を頭の上でヤワラちゃんみたいに結んでるので、
といあえず舞台に出てきた時点で、くすくす笑いです。
ぴろきさんは芸術協会の人なので、何度も見たことがあるんですけど、
同行の社長さんは「一度だけ見たことがある」ぴろきさんを楽しみに来られたそうで。
柳家 権太楼 「寝床」
義太夫が得意な旦那が、自分の稽古の成果をほかの人に聞かせたいけど、
みんな聞きたくないという話。
権太楼さんってのも有名な方らしいんですけど、
なんでしょう、寝床という話のせいか、途中からすごい睡魔がきてしまい、
後半、目がヨーダみたいになってました。申し訳ない~~~~。
いや~~~、盛岡まで行ったカイがありましたよ。
すごい豪華メンバーでした。
誘ってもらって、良かった~。
(最初、ちょっと遠くまでめんどくさいと思ってスミマセンでした)