「血と骨」
2008年 10月 29日
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在日朝鮮人の暴力的な男の一生。
2004年に主人公ビートたけしで映画化されました。
これまで読んだ本の中でも、最低、最悪の主人公で
読むのも疲れるし、何度もやめようと思ったけど、
とうとう最後まで読んでしまいました。
こんな人が周りにいなかっただけでも、
自分の人生は幸せだと誰もが思える小説でした。
暴力的で自分勝手で全く何を考えているのかわからない男を
主人公にしたことが謎で、Webで調べたら、
梁石日の実父がモデルとありました。悲惨・・・・。
時代背景は1930年台の大阪で
日本が朝鮮を植民地支配していたころから
戦争が始まって終って、激動の時代なのに、
なによりも恐ろしかったのは、主人公その人でした。
本当に怖かった・・・・・。