「港町食堂」
2008年 07月 20日
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40代の直木賞作家が、10時間以上もフェリーに乗って
港町に向かう、紀行エッセイ。
行き先は、「高知・土佐清水」「五島列島」「韓国・釜山」
「宮城・牡鹿半島」「新潟、佐渡」「稚内・礼文島」
フェリーに乗るために、わざわざ遠回りしてコースが組まれている。
(旅行雑誌の編集者が組んでる)
行く先々で、わしわし(椎名誠風)食べて、ばんばん呑んで、
「ここに永住したい」と日和り、ひねて、反省する。
中でも一番行きたくなったのは、「五島列島」編ですね。
ゆる~い人たちと、おいしい食べ物と、絶景。いいですね~。
キリシタンの弾圧が厳しかったという久賀島に行って、
「弾圧したやつ、誰よ。二十一世紀に入っても頭にくる。
地獄まで探しに行って腕ひしぎ十字固めをかけてやりたい心境である。」
あるあるある~~~~。
まあ私の場合はもうちょっと残忍かつ陰険に、
悪いやつをタイムトリップして暗殺してやりたくなるんだけど。
北朝鮮の人が飢え死にしてるニュースを聞いた後は、
「なぜ誰もスカッドミサイルでヤツをしとめないのか!」と
思ってしまう。(まあ他力本願ですけど)
そういえば、私の友達が前にすごく嫌いな上司の愚痴を言いながら
「あいつ!禿げればいいのに!!」と怒ってたことがあるけど、
腕ひしぎ十字固めもそれと同じくらい、効果うすい戒めだよね~。