借金で首が回らないという話
2006年 12月 27日
師走になると、「掛取り」というお話を聞くことがあるんだけど、
そのまくら(お話の前に話す)で聞いた、
なんで「借金で首が回らない」というのかという話。
江戸時代、買い物は「ツケ」でしていた。
酒屋さんやお米屋さんに買い物に行くと、
大福帳(美濃焼きのタヌキが手に持ってるみたいなの)に
買ったものを書いていって、
それを晦日(月末)に一括で支払うというシステムであった。
お店がある通りを借金がある人が歩くときに、
右を見れば酒屋があり、左を見れば米屋があるため、
右も左も見る事ができず、まっすぐ向いて歩かなければならない。
んで、「首が回らない」ってことになるらしい。
へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ~。(←いまだに言ってる)
晦日になって、いろいろなお店のお金を払う段になって、お金が払えず、
次の月に支払いを延ばしてもらうなんていう自転車操業の人でも、
大晦日(年末)には溜まってたツケを払わなくてはいけない。
この大晦日の借金取り(「掛取り」という)を
どうやってごまかすかっていうのが、落語のお話です。
面白いよ。
ぜし♪